コラム
凄い展示会レポート「化粧品開発展2019」
数々の展示会ブースを手がけてきた、凄い展示会の独自の視点で、「化粧品開発展2019」をレポート!
凄い展示会レポートは、次回出展される方のための参考資料として、活用していただくための展示会レポートです!
他の展示会レポートと違うのは、来場者としてではなく『数々の展示会ブースを手がけてきた「凄い展示会」目線で、展示会を見ている』こと
。ですので、展示会当日の様子だけでなく、展示会ブースの傾向やデザインのポイントについても知ることができます!
目次
【今回レポートする展示会は?】
【展示会当日の様子】
【ブースデザインの傾向・ポイント】
【 今回レポートする展示会は? 】
今回の展示会レポートこちら!1/30(水)〜2/1(金)に幕張メッセで開催された 化粧品開発展2019 です!
一部隠れてしまっていますが、右の展示会になります。まずは「化粧品開発展」がどのような展示会なのかについて、ご紹介いたしましょう。
◯ 化粧品開発展(COSME Tech)とは、原料・OEM・容器パッケージ・研究機器・販促製品・物流など、化粧品の研究・企画開発に必要なあらゆる製品が、一堂に会する国際商談展です。
基本的には東京と大阪、合わせて年2回のペースで開催されています。
しかし、今年は東京オリンピックの影響で、4月から東京ビッグサイトの使用が制限される影響で、幕張メッセ5〜6ホールでの開催となりました。
◯ 7〜8ホールでは国際化粧品展(COSME TOKYO)2019と、健康食品・美容食品(インナービューティ)EXPOが、同時開催されていました。
【 展示会当日の様子 】
ここからは、展示会当日の様子を 『会場全体』『来場者』『出展ブース』の3つに分けて、レポートいたします。
私が行った日は1/30(水)、展示会会期1日目です。
撮影禁止のブースもあったため写真などは控えて、文章での表現が多くなってしまいますが、様子や雰囲気など、なるべく伝わるように書いていたいと思います!
※ 展示会の様子を写真で見たい方は、公式サイトの会期速報のページから、1日目の様子をご覧いただけます。
『 会場全体 』
「会場全体の様子・雰囲気」
◯ 化粧品という身近な商材を取り扱う展示会ではありますが、やはり商談会ですので、来場者の服装もスーツやビジネスファッションであったり、呼び込みしているところが少なかったりと、落ち着いた雰囲気の展示会でした。
◯ 国際商談会というだけあって、外国からの出展社・来場者を多く見かけました。また、女性が圧倒的なのではないかと(勝手に)思っていましたが、意外にも男性も多く見かけました。
『 来場者 』
「今年の来場者数」
◯ 化粧品開発展2019の総来場者数は、25,627人でした。 ※ 化粧品開発展・国際化粧品展2019・健康食品・美容食品EXPOの、3つの展示会の来場者が、一緒に掲載されていました。(掲載先 : 来場者速報)
「来場者の動き」
◯ 当日幕張メッセで開催されている展示会の、どれか1つの来場者証があれば、すべての展示会を見てまわれるようになっています。
「化粧品」という同じ商材の展示会ですし、会場同士が繋がっているため、「化粧開発展」と「国際化粧品展」、そして「健康食品・美容食品EXPO」3つの展示会を全て見るという方が、ほとんどだったのではないかと思いました。
「来場者はどんな人?」
◯ 化粧品開発展の来場対象者は、下記などの「研究・開発・企画・販促に関わる方」です。
・ 化粧品メーカー
・ OEMメーカー
・ 医薬品メーカー
・ 健康食品メーカー
・ PB化粧品取り扱い企業
・ 化粧品ビジネス新規参入企業
◯ 国際化粧品展と、健康食品・美容食品EXPOの来場対象者も、来場すると思われます。
・ 百貨店、量販店、セレクトショップなどの、コスメバイヤーの方
・ 薬局・薬品、通販販売・テレビショッピング、エステサロン・健康施設などの、仕入れ担当の方
『 出展社 』
「どんな商品を、どのように打ち出している?」
◯ 化粧品開発展では、OEM、ODM、原料など、アピールするものが目に見えない・しにくいものが多かったです。
展示の仕方は、サービスの場合、今までに作った商品などを展示し紹介している。原料などの場合、ポスターなどで効果や成分などの説明が書いてある。と、いった感じが多かったです。
◯ 雰囲気はおしゃれ・スタイリッシュ。綺麗な見栄えを意識したデザインのブースが多かったように思いました。
【 ブースの傾向・デザインポイント 】
〜 化粧品開発展のブースの傾向 〜
◯ 美容系の展示会ということもあり、見栄えがおしゃれなブースに人が集まりやすい傾向にあったように感じました。
その中でも、商品を利用したイメージができるような写真やイラスト、プラスアルファで言葉での請求もあるブースは、より集まりが良かったように思いました。
〜 化粧品開発展でのブースデザインポイント 〜
◯ 化粧品開発展では、来場者が商品利用時のイメージを容易にできるようなブースのデザインを、意識する必要があるでしょう。
▽ 化粧品開発展ブースデザイン 例 ▽
ポイント1「グラフィックは大きく!」
化粧品開発展の来場者は、言葉よりも先にグラフィックに目が止まりやすいです。ですので、グラフィックを大きく取り入れ、来場者の目に付きやすいようにしましょう。より、商品のイメージが伝わるように、「イラストよりも写真を使用してリアルさを出す」「商品を実際に利用している人の写真(なければイメージでも可)も取り入れる」など、工夫してみましょう。
ポイント2「”強み” や ”効果” を伝える!」
グラフィックでは伝えきれないことは、キャッチコピーで表現しましょう。グラフィックとキャッチコピーを掛け合わせることで、具体的なイメージがしやすくなります。商品が何なのかだけでなく、「何ができるのか」「利用するとどんな効果があるのか」など、どんなことが強み・できるのかも、打ち出すようにしましょう。数値にできるものや、独自のものであるものならば、そちらもうまく盛り込めるとグッドです!
以上、凄い展示会レポート「化粧品開発展 2019」でした。
これからも様々な展示会に足を運び、次回出展に役立つ情報を発信していきます!