コラム
展示会ブースの装飾は、五感をフルに活用しよう!
人が何らかの物事を把握して理解するためには、それぞれで得意な方法が異なります。
展示会ブースに装飾をする時にどのような物を使用するかは、各担当者の得意な方法でおこないがちですが、
数多くの来場者の中にはそれが合わない人もいることを知っておくべきでしょう。
せっかく展示会を開催するのであればどのような人でも理解できる装飾にして、
自社製品・サービスを理解してもらえるように努めましょう。
今回は、展示会ブースの装飾に関して五感を活用する方法についての紹介です。
展示会ブースの装飾に五感を活用できる?
人の記憶は、自分で実際に経験したものほど忘れにくくなっています。
展示会ブースの装飾に同業他社にはないオリジナリティあふれるものを使うことで、
さらに大きなインパクトを与えて興味を引くことができることでしょう。
今回はどんな人でも利用しやすいように、五感を活用する装飾をおこなう方法についてまとめてみました。
<1>視覚
視覚から情報を得るタイプには、絵が得意なタイプと文字が得意なタイプがいます。
図や絵をパッと視て直感的に物事を理解するタイプには、
画像やイラストを大きく使用して華やかなイメージのブースに装飾すると良いでしょう。
また、文字を読んで理解するタイプには論理的な根拠を提示できる説明パネルを準備するようにしましょう。
<2>聴覚
繰り返し説明を聞くことで情報の意味を理解するタイプです。
自分で声に出して質問をして、相手から回答を聞くことで耳から理解していきます。
音を使用した映像CMを流し、担当者と直接相談できるコーナーを設置するのがおすすめです。
年代によって聞き取りやすい高さの音が異なるため、
ターゲットが若者であれば高めの音で、高齢者であれば低めの音で説明する技術もあると良いでしょう。
<3>嗅覚
嗅覚で理解する方は、ソムリエのような鋭敏な感覚を持っている一方で、視覚からの情報をあまり得意としていません。
例えばリラクゼーション関係の企業であれば、
ブースに心地よいアロマを焚いて来場者をリラックスムードへ導くなどの方法があります。
周囲に迷惑にならないようなほんの少し香る程度でも、このタイプの方は敏感に察知することができます。
<4>味覚
味覚から情報を得る方は、口の中に入れた記憶が残りやすいタイプです。
このような方のために、食品会社などは製品を試食できるコーナーを導入した方が良いでしょう。
もし他社との違いを表現したい時には食べ比べができるように複数種類を準備するのも
このタイプの方に好まれやすくなります。
<5>触覚
触覚から物事を分析する方は、手触りや感覚を大事にしています。
実際の製品を触って体感できるコーナーを作ると良いでしょう。
さらに粗品として触って楽しめる物を配布するのも喜ばれます。
触って柔らかい物には癒しを、硬くてがっちりした物には頼もしさを感じやすいので、
自社製品が娯楽製品か実用品かという点で手触りを変えるのもおすすめです。
まとめ
現代人は、五感をあまり活用しないと言われていますが、
実は様々な情報を収集して理解するために活用されています。
担当者自身が視覚から理解するタイプであっても、来場者が同じタイプだとは限りません。
展示会は来場者の興味を引いて理解してもらえる場所のため、
自社ブースが五感のどれに当てはまっているかを再確認すると良いでしょう。
もしどれかに偏っている場合は、その他の要素を足してバランスを取るようにすると、
数多くの来場者の記憶に残りやすくなります。
ブース入口にいる来場者には、チラシやパンフレット、粗品などを配布して
五感を刺激すると興味を引きやすくなります。
今回の方法を利用して、多くの人に理解してもらえるブースに仕上げていきましょう。
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