機械製造系展示会で成果の出るブース装飾のポイントとは?

ゼンシンの凄い展示会営業担当、兼ブログ担当の八木でございます!
さて、前回はJAPAN IT WEEK特集でした。
今回は国内で行われている展示会のなかでも最大級の規模を誇る、機械要素技術展について装飾のアドバイス等も交えながら解説したいと思います!
展示会は、本当にいっぱいあるので、ブログのネタが尽きなくてイイですね!
とういうことで今回は全国の製造設計会社様が大集合!!

機械要素技術展特集です

※機械要素技術展のHPはこちら→ http://www.mtech-tokyo.jp
大阪油化様装飾事例

機械要素技術展~リサーチ編~

機械要素技術展~リサーチ編~
それではまずは、機械要素技術展がどのような特徴がある展示会なのか、そのリサーチから始めたいと思います。
機械要素技術展とは、どんな展示会でしょう?
軽くまとめますと下記のとおり。
運営会社:リードジャパン
出展会社層:軸受・ベアリング、歯車、ベルト・チェーン、モータなどなど…
ご来場者層:製造業の製造、生産技術、メンテナンスなどなど…
出展社数:約2400社
来場者数:約88000人

この情報を見て一番に注目すべきは、その圧倒的な来場者数
ITWEEKと同じく、一番大きい展示会運営会社さんの最大手リードジャパンさんが主催なだけあって、
その集客力には目を惹くものがあります。
特に、この機械要素技術展は、リードさんの中でも突出したご来場者数で、毎回会場は大混雑。それだけ機械・製造関連のお仕事に関わる企業が多いということなんですかね。
とはいえ、展示会そのものの来場者数と御社のブースにたくさんのお客様が集まるというのは別の話です。(たしかに、来場者数が多いとブースに人を集めるのに有利なのは有利なのですが…)
理由は3つ

1.来場者が多いということは、出展者も多いから

ライバルが多いので、それだけお客様をとられる可能性も高まるということです。

2.来場者が多い理由に、『業種が広い』ということが起因しているから

前述したとおり、機械要素技術展は、機械関連企業のための展示会。言うまでもなく、かなり幅広い業種の方々が出展されます。必然、ご来場者様も業種も広い。
必ずしも、御社にマッチしたターゲットばかりが来場されるわけではないのです。

3.来場者数が多いことで、会場が混雑するから

人混み
皆さん、人がたくさん集まった展示会に行ったことがありますか?
一目でわかる混雑具合は、ご来場者様に少なくないストレスを与えます。
それにより、一つのブースに立ち寄る時間が短くなってしまうことがありますし、どうしても、注意力が散漫になってしますでしょう。
疲労から、少し気になったくらいのブースでは、「もう疲れたしいいか…」なんてことも。
※ちなみに、これ全部、僕の実体験ですッ!!!
以上3点ご理解頂けましたでしょうか?
来場者数が多いからと言って、無条件でブースに人が集まるわけじゃないんです。
来る人の数が多いからといって、しっかりと対策してないと痛い目をみることになります。
むしろ、前述の通り、展示会に来る人が多いからこそ、ライバルが多いわけですから、
他のライバルとの差別化をしっかりとした展示ブースの装飾を行わなければなりません。
とはいえ、来場者数が多いことによるメリットが大きいことも事実。
集客力のある大きな展示会はいわずともビジネスのビッグチャンスです!
それこそ一度ブースに人が集まったら、それを見つけて人が連鎖的に人が集まります。小さな展示会のようにブースの前を通る人が途切れることはないですから。
だからこそ、しっかりとブースを装飾してライバルと差をつけましょう!。

機械要素技術展 ~訴求編

南海精工所様ブース装飾事例
それでは、次に実際に機械要素技術展等の機械・製造系の展示会で成果を出す為の展示会ブース装飾について説明していきたく思います。
ポイントをしっかりとおさえ、訴求力抜群のブース装飾を行いましょう。
リサーチ編で書いたご来場者層を見れば一目ですが、機械要素技術展はとにかくターゲットの幅が広い展示会です。
機械に関連する企業であれば何でもござれ。
ネジ一本から大型機械の設計製造など、本当に多種多様な企業が主点しており、比例してご来場者も千差万別というわけです。
機械のイメージ
そんな多種多様な大勢のご来場者から、本当に御社にマッチする素敵なお客様に出会うことこそが展示会出展の目的。
であれば、御社がどんな商品サービスを扱っていて、それがお客様のどんな要望に答えることができるのかを明確に打ち出さなければなりません。
加えて、機械要素技術展では、他との違いを前面に打ち出したブース装飾が特に大事。
業種が広くとも、それを上回る出展社数なので、必然、出展者同士の扱う商品やサービスは被ってくるのです。
そんなライバル達に打ち勝つため、『うちだけの自慢!!』を見つけ出し、それを堂々と打ち出しましょう!!
時々、うちの会社に強みなんて無いとおっしゃる方がおられますが、そんなことはあり得ません。
御社にご依頼されるお客様がいらっしゃる限り、強みは絶対にあります。
逆に、御社にご依頼されたお客様のご要望を振り返れば、案外簡単に御社だけの強みが見つかるかもしれません。
見つけた強みを、展示ブースのデザインやキャッチコピーで大きく打ち出して、来場者の方に全力でアピールしましょう!
来場者のみなさまはきっと御社と他企業の違いを理解してくれます!
こうしてはじめて、御社がその他大勢のライバルとは違うオンリーワンになれるというわけです。
御社の強みをアピールするにはその強みを端的にまとめたキャッチコピーが非常に有効です。
一般的にブースの前を通り過ぎる時間はわずか3秒といわれています。
その限られたわずかな時間の中で一瞬で来場者の方の脳に御社の発信した情報を伝える必要があります。
その為には、言い回しの格好良さにこだわったキャッチコピーでは無く、多少泥臭くてもいいので、一言で御社の伝えたい内容のみを言い表したシンプルなコピーが有効です
しかし、強みを打ち出して差別化しただけでは、実はまだ50点。
オンリーワンでは、まだ足りない。
たとえナンバーワンでなくとも、やはり御社の強みによって発生する明確なメリットは当然必要。
大量のマンゴーの中に、一個だけ『グアバ産』と書かれたものがあったとしても、
「ふーん、これはグアバ産なんだ」としか思わないでしょう?
他と違うということは漠然と理解できても、他と違うから何が『良い』のかまでは伝わりません。
まぁ、グアバがマンゴーの名産国だという予備知識がある人なら良さが伝わるかもしれませんが…。詳しくない人が見て、伝わらない時点でアウト。
他のマンゴーにも『アフリカ産』とか『アメリカ産』だとかかれていたら、もう違いなんて分かりゃしません。
じゃあ、『別名マンゴー大国~グアバの完熟マンゴー』だったなら、どうですか?
これなら、知識のない人にも、このマンゴーがいかに特別だということが伝わるでしょう。
ポイントは前述した3秒の間にいかにコピーの内容を、御社のサービスをイメージさせられるかです。
展示会に限った話ではありませんが、
商品の良さを伝えるときは、他との『違い』と御社独自の『良さ』を打ち出しましょう!!
御社だけの良さを伝えることができれば、自ずとターゲットがブースに集まるはず!
他との違い

機械要素技術展 ~その他~

機械・製造系展示会の様子
機械要素技術展では、様々な機械のデモンストレーションが行われています。
やはり、静止した絵よりも動きがあるだけで、人の視線を集めやすくなります。
御社の商品が稼働する商品であれば、是非ともデモは行うべきです。
デモを行うのは、何も人の目を止めるだけが目的ではありません。
デモの本質は、商品の効果、その信憑性を高める効果があります。
従来の2倍のスピードで稼働するロボットが商品だったとして、
それを幾ら言葉で説明したり、壁面デザインに打ち出したとしても、本人の実体験に勝るものなしです。素早い動きをするロボットのデモを直接見れば、その信憑性は確固たるものとなるでしょう。
ご来場者参加型のデモであれば尚良し。
立って見てるだけよりも、自分が体を動かして参加した方が記憶に残ります。
さらに、デモに参加するということは、その商品の性能の証明に、参加者(ターゲット) が一躍買うということ。参加者自ら商品の性能を保証したことに他なりません。
『客引き』と『強み』を同時に行うデモを活用しましょう!

まとめ

機械要素技術展特集、いかがだったでしょうか?
・来場者数に惑わされず、しっかりブースでの情報発信に力をいれて集客を図ること
・御社のと他社との違いや強みを前面に出し、しっかり打ち出すこと
・御社の強みに信憑性を持たせる工夫をすること (具体的な数字の打ち出しやデモなど)
上記の点をしっかり網羅して、当日の展示会では、大盛況のブースを作り上げましょう!
それでは、みなさんの展示会でのご成功を祈っております!(*´∀`*)ノマタミテネ―★